菅原聡インタビュー


「楽しいだけじゃつまらない。楽しむことが誰かのために。スポーツのチカラで。」

『GLOBE PROJECT』代表菅原聡27歳。彼は、「楽しいだけじゃつまらない。楽しむことが誰かのために。スポーツのチカラで。」をコンセプトとしたフットサル大会『Kick The Mine Cup』を開催している。大会参加費の一部を地雷除去費に充てることで、大会で使用したコートと同じ面積の地雷原(タイ・カンボジア)を除去する仕組みになっており、2006年から始まった活動は、すでに5000人以上が参加し、フットサルコート78面分の地雷原除去に成功した。現在大会は全国へと広がっている。

「一番幸せな時間は、サッカーで遊んでいる時」

なぜ、彼がこの活動を開始したかは、大学時代1年間をかけて世界一周した体験のなかにあった。そこには、貧困、紛争、少年兵といった想像を絶する世界の現実があった。難民キャンプで出会った元少年兵のギフト君の将来の夢は、「自分の村を襲った部族を殺しに行くこと。」と言う。ショックだった。しかし、そんな彼も、「一番幸せな時間は、サッカーで遊んでいる時」と言った。ボールを追うときの顔には、世界共通の子供がそうであるように、素晴らしい笑顔があった。

菅原自身16歳の時、最愛の父を亡くした。絶望感のなかで、90人いたラグビー部の同期が全員お通夜に来てくれ一緒に涙してくれた。「ああ、自分には居場所があるんだ。」ラグビーの仲間たちと喜び悲しみを共有し、スポーツに没頭することで、絶望の底から救い出されたのだった。

自分のできることは何だろうか。

「人は可能性を与えられる。」「苦境から逃れることはできる。」「どこで産まれても、そのような可能性は与えられるべきである。」「理不尽に命や尊厳が奪われることはあってはならない。」心から怒りを感じた。自分のできることは何だろうか。

帰国後、同じ思いを共有する仲間と一緒に、『GLOBE PROJECT』の活動を始めた。

しかし、現在、菅原は自身の活動のゴールを見つけ出せていないと言う。このフットサルの活動が、自身の志だったのだろうか?この活動を継続していけば、「スポーツで世界を変えられる。」「どこで産まれても夢が描ける社会をつくる。」ということが実現するのだろうか?

菅原は、今回の「社会イノベーター公志園」を通じ、仲間たちと一緒に、もう一度、自身の目指すゴールを確立させたいと考えている。

インタビューアー:木村 真敏


菅原 聡

GLOBE PROJECT代表理事


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